レシピにサラッと書かれる「生クリーム 〇〇g」の文字…
スーパーに行くと数種類の生クリームがっ!!!
どれ買えばいいの⁉と、なった経験ありませんか?
種類によって、適性や扱い方の違いがあります。そこで、生クリームの種類別の特徴とkokeiro流生クリームの使い分け方をご紹介いたします♡
どんな種類があるの?
よくスーパーで見かける生クリームには、大きく分けると4種類あります。
- 動物性生クリーム
- クリームに乳化剤や安定剤を加えたもの
- コンパウンドクリーム
- 植物性脂肪のみのもの
これだけでは…いまいちピンとこないですよね💦
さらに掘り下げてみましょう♪
< 原材料の違い >
- 主に生乳や牛乳を使用している
・動物性生クリーム
・クリームに乳化剤や安定剤を入れたもの
- 主に植物性の原料を使用している
・コンパウンドクリーム
・植物性脂肪のみのもの
< 表記の違い >
生乳や牛乳を原料としているもの → 生クリーム
植物性の原料を使用してしている → ホイップもしくはフレッシュ
ここまで、いかがでしょうか?
と~ってもザックリとした説明ですが、生クリームというものの正体がちょっと見えてきましたか?
では、もう少し詳しくお話していきますね!
動物性生クリーム
- 生乳、牛乳又は特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、乳脂肪分を18.0%以上にしたもの
クリームに乳化剤や安定剤を入れたもの
- 動物性の脂肪分が使われ、乳化剤や安定剤が加わえられているもの
コンパウンドクリーム
- 乳脂肪に植物性脂肪を加えられているもの
植物性脂肪のみのもの
- 植物性脂肪のみで作られているもの
いかがでしょうか!
いつも使っているのがどこに分類されているか分かりましたか?
それでは!
ここからは、kokeiroの主観で生クリームの特徴や使い分けについてお話していこうと思います!
< 特徴 >
動物性生クリーム
- 口溶けがよく、コクがある
- 脂肪分の量でも使い分けることができる
- プロの味を出せる
- 分離しやすい
- 黄色みがある
- kokeiroが主に使っている(乳脂肪分35%~42%)
クリームに乳化剤や安定剤を加えたもの
- コクがある
- 動物性生クリームより分離しにくい
- kokeiro は節約したいとき、たま~に使う
コンパウンドクリーム
- 生乳100%の生クリームよりも風味は弱い
- 口当たりが軽い
- 安価
- kokeiroはショートケーキを作るとき、動物性生クリームと合わせて使うことがある
植物性脂肪のみのもの
- さっぱしとしたくちどけ
- 風味や口当たりが軽い
- kokeiroはほぼ使わない
企業様の努力で多種多様なクリームが日々開発されています✨
さて、次にお話ししたいのがkokeiroがよく使っている動物性生クリームについてです!
動物性生クリームと一言で言っても、乳脂肪分の量によってもまた適性があります。
< 動物性生クリーム乳脂肪分含有量別使い分け >
- 乳脂肪分35%→ ムースなど
ムースは生クリームが主役ではないと考えています。
フルーツであったり、チョコレートであったり、主役になる素材を陰で支えるのが乳脂肪分35%の生クリームです!
なので、さっぱりとした口溶けの軽い生クリームを使用します。
それ以外にもレアチーズケーキ、マンゴープリン、カヌレなど生クリームの主張が強くないものにもオススメです♪
- 乳脂肪分40~42%→生クリームを主張させたいお菓子
例えば、生クリームが主役のショートケーキやロールケーキ、シフォンケーキのデコレーションなどです!
プリン、ベイクドチーズケーキなどにも良いでしょう♪
kokeiroが主に使っているのは、この乳脂肪分40~42%の生クリームです。
- 乳脂肪分45%以上→とにかく濃厚に仕上げたいお菓子
生キャラメル、パンプキンクリームなど生クリームの風味や濃厚なコクを感じられるお菓子に最適です。
ほかにも35%と合わせて使ったり、コンパウンドクリームと合わせて使うことで濃厚かつ扱いやすいクリームとしてデコレーションケーキの仕上げに使うこともできます。
(まとめ)
4種類のに分けてお話しをしてきましたが、お菓子作りに適しているクリームは動物性生クリームであると思っています。
ただ、乳脂肪分の含有量によって扱い方にコツがいるため、使いこなせるようになるには経験が必要でしょう。また、動物性生クリームは他のクリームと比べると値段がお高めです。昨今の物価上昇もありますので、お財布と相談しつつ、作りたいものと自分に合った生クリームを選んでください。
でもね…やっぱり動物性生クリームっておいしいんです♪
せっかく自分で作るならおいしいものが作りたいな~というのが本音です☺
最後までお付き合いいただきありがとうございました。